探鳥風景

探鳥風景(f)

日  時2025年10月5日(日) 9:30〜15:30
天  候晴れ
内  容 秋のシギ・チドリをお目当てに、参加者24名が6台の車に分乗し朝8時に我孫子駅を出発しました。途中「道の駅 発酵の里こうざき」で休憩をはさみ、まずは霞ヶ浦周辺で話題の珍鳥コグンカンドリ観察に挑戦です。当初肉眼では確認できませんでしたが、双眼鏡で探すと遠くを飛ぶ姿を発見。その後やや近づいて飛んでくれ、羽ばたかず帆翔する様子やカラスに追われるシーンも観察できました。
続いて西ノ洲付近の池に移動しカモ類を観察。距離があって識別が難しかったものの様々な種類のカモたちが休んでいました。やがてカモが騒ぎだし池の上を飛ぶ猛禽に気づきましたが、その正体はチュウヒ!
次に鉄塔近くに移動し、セイタカシギ・ツルシギ・コアオアシシギが集まるハス田で観察を楽しみました。くちばしが細くまっすぐなコアオアシシギの中に、くちばしの反ったアオアシシギが混じっていないか探しましたが、残念ながら見つかりませんでした。
ここで午前の探鳥を切り上げ、「農産物直売所浮島」に立ち寄り昼食や農産物を購入して妙妓ノ鼻のヨシ原に面した観察スペースでランチタイム。10月初旬とは思えない暑さの中、ヨシ原からはオオセッカのさえずりがまだ聞こえてきました。
午後は野田奈橋の周辺で探鳥を再開。ウズラシギ・ヒバリシギ・トウネン・オジロトウネンなどが集まるハス田があり、ウズラシギとアメリカウズラシギの胸の模様の違いを観察していると突然ハヤブサが登場。鳥たちはほとんど飛び去ってしまいました。
その後、ウズラシギが10羽ほど集まっているハス田を新たに発見し、じっくりと羽衣の個体差などを観察しました。
レンコン街道沿いにある無人販売所のレンコンはこの日も大人気で、通るたびに多くの参加者が買い求めます。最後は甘田干拓地を一周して本日の探鳥を締めくくり、「直売所しもふさ」で鳥合わせと振り返りを行い解散しました。同じハス田でも1週間前の下見の際とはシギチの種類が入れ変わっていたり、オオセッカとチュウヒを同日に確認できたりと、季節の移り変わりを実感した一日となりました。

報告 深沢 順子

認めた鳥 ハシビロガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キジバト、オオバン、セイタカシギ、コチドリ、ウズラシギ、アメリカウズラシギ、オジロトウネン、ヒバリシギ、トウネン、ハマシギ、タシギ、コアオアシシギ、タカブシギ、ツルシギ、コグンカンドリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ミサゴ、チュウヒ、トビ、ノスリ、カワセミ、ハヤブサ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ツバメ、ウグイス、オオセッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ
計48種 番外:カワラバト(ドバト)
参 加 者24名

※鳥の画像はクリックすると大きな写真をご覧になれます


セイタカシギ(w)

セイタカシギ(w)


ツルシギ(w)

ツルシギ(w)


アメリカウズラシギ(f)

アメリカウズラシギ(f)


ハヤブサ(w)

ハヤブサ(w)


探鳥風景(s)

探鳥風景(s)


撮影:渡邉俊文(w)、関口英治(s)、深沢順子(f)