日 時 | 2025年4月6日(日) |
内 容 |
潮見小潮、気温17℃前後、風速2〜5m、曇りのち雨の予報の中、葛西臨海公園駅前広場に9時に集合し探鳥会を始めます。 9時30分頃西なぎさに到着、スズガモの群れ、沢山の夏羽のカンムリカイツブリが泳ぎ、潜水し魚を捕食する個体も確認できました。 西なぎさと東なぎさの間のカキ礁ではカルガモ、ヒドリガモ、アオサギ、コサギ2羽中1羽の足指が赤みを帯びている個体を確認し、上空を15羽ほどのカワウがV字で飛行し、ユリカモメの群れではほとんどが冬羽でしたが夏羽になりつつある数羽が確認できました。 東なぎさ先端のテトラポットに、くちばしを背中に隠して休むシギ1羽と、すき間から頭部のみしか確認できなかったシギ1羽がいました。どちらもくちばしがかなり長いシギでしたが、そのうち一羽はtさんが翼を開いた写真の撮影に成功し、腰がまだら模様であったことから、ホウロクシギであることが明らかになりました。もう一羽は決定的な部分が見られないまま、最後はテトラポットの影に隠れてしまい、結局、ダイシャクシギなのかホウロクシギなのかは最後まで分かりませんでした。またホシハジロ、東なぎさの奥にはオオセグロの群れが確認できました。 10時45頃西なぎさから次の場所へ移動中、葛西渚橋を渡ってすぐ近くの汐風の広場の芝生にセキレイ科の仲間と思われる、白化した1羽が元気よく動き回っていました。数年前からSNSでは話題になっているそうです。目立つので猛禽類に捕食されずに少しでも長く鳥生を送れますようにと願い、次の場所へ向かいます。 11時頃鳥類園に到着、葦原にオオジュリン、コガモ、上の池の杭には4羽のクロツラヘラサギがトレードマークのくちばしを隠して休んでいました。 雨が降ってきましたので11時15分から昼食と自由時間としました。数羽のメジロが桜の木に現れ、上空を鳴きながらカワラヒワが飛行し、池にはオオバン、オカヨシガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、その上をツバメが素早く飛行していました。 12時頃ようやく1羽のクロツラヘラサギが動き出し、くちばしを確認する事が出来ました。12時30分には雨が強くなりましたので昼食、自由時間を終了とし次の場所へ向かいます。 12時50分頃サクラ並木に到着、満開の桜の木にヒヨドリが蜜を吸い、芦ヶ池周辺にはハナニラの花が綺麗に咲き、数羽のムクドリ、ツグミ、再度サクラ並木を通りその途中にはシジュウカラ、アオジの鳴き声を聞く事が出来ました。 駅前で鳥合わせを行い、13時30分に解散となりました。悪条件下となる事が想定されていたにもかかわらず、ご参加頂きありがとうございました。 報告 美田 由美子 |
認めた鳥 |
ハシビロガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、キジバト、オオバン、カイツブリ、カンムリカイツブリ、コチドリ、ホウロクシギ、イソシギ、ユリカモメ、オオセグロカモメ、コアジサシ、カワウ、クロツラヘラサギ、アオサギ、コサギ、カワセミ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ツバメ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン 計42種 番外:カワラバト(ドバト) ※後日参加者より撮影画像を確認した所、コアジサシが撮影されていたとの事で認めた鳥に追加。 |
参 加 者 | 18名 |
クロツラヘラサギ

クロツラヘラサギ

探鳥風景

ホウロクシギ(t)

スズガモ

アオジ

ウグイス

探鳥風景

撮影 岩本二郎、土田遥斗(t)