探鳥風景

 探鳥風景(mn) 

日  時2025年2月16日(日) 曇りのち快晴
内  容

茨城県つくば市の高崎自然の森周辺で遠出探鳥会初の企画となる冬鳥探鳥会を行いました。 高崎自然の森ではルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、アカハラ小鳥を間近に見ることができるのではないかと期待した企画です。 しかしながら、探鳥会の10日前に幹事二人で下見を行った結果、期待ほどに小鳥の数や種類が見られなかったことと、下見の道中に立ち寄った牛久観光アヤメ園近くの稲荷川でアカハジロ(交雑種の可能性あり)が確認されたため、菅生沼のハクチョウ観察を含めた探鳥会として実施されました。 参加人数は26人。探鳥開始は8時40分です。

まず、「牛久観光アヤメ園」隣接の駐車場付近でツグミを観察後、稲荷川に掛かる三日月橋付近でアカハジロを探しましたが、残念ながら見つけることは叶わず、落胆していたところ遠くにミコアイサを確認し、その優雅な姿をスコープで観察いたしました。 しばらく、カルガモ、カンムリカイツブリ、カイツブリ、ホオジロなどを観察した後、 「高崎自然の森」へと観察の場を移しました。
ここでは2班に分かれましたが、基本自由観察といたしました。下見結果の通り小鳥はシロハラ、メジロ、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラなどの小鳥がパラパラと散見での観察となり全体としては、ややしい寂しい探鳥地でありました。 その中でもルリビタキ成鳥のオスが数個体、割と開けた場所に比較的近距離で姿を現わしてくれましたので、大いに楽しむことができました。 1時間半ほど探鳥を行った後、菅生沼へ移動いたしました。

「菅生沼ふれあい広場」にはトイレや昼食を摂る場所が無かったため、ふれあい広場から5kmほど北にある「あすなろの里」を利用するようにいたしました。「あすなろの里」は菅生沼と沼に注ぐ飯沼川に隣接する野外研修施設です。芝生の広場にテーブルやベンチを無料で使える設備が整っていましたので、そこで昼食を摂りました。

昼食後は「あすなろの里」から菅生沼へと降り、あすなろ橋付近で探鳥致しました。 下見時には、カラ類やカシラダカ、メジロなどの個体数も多く、当日も期待したのですが、 まばらでしか観察できず、探鳥会の下見を当日にフィードバックするのは難しいものだと再認識いたしました。 それでも、上空を旋回するノスリや沼地のタヒバリなどを観察し、2時間ほど探鳥したあと 「あすなろの里」へ戻り、仮の鳥合わせをいたしました。 その後、「菅生沼ふれあい広場」に移動しオオハクチョウ、コハクチョウ、コガモ、タシギ、 イカルチドリなどを観察いたしました。 40分ほど探鳥した後、もう一度鳥合わせを行い、解散となりました。

我孫子駅集合時には鉛色に覆われた空模様でしたが、探鳥開始からぽかぽか陽気に包まれて、絶好の探鳥日和となりました。

報告 新堀 正則

認めた鳥 コハクチョウ、オオハクチョウ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ミコアイサ、キジバト、バン、オオバン、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、イカルチドリ、タシギ、ユリカモメ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、チョウゲンボウ、モズ、カケス、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ヤマガラ、シジュウカラ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、シメ、ベニマシコ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン、コウノトリ
計56種 番外:コジュケイ、カワラバト(ドバト)、ソウシチョウ
参 加 者26名


シロハラ (sy)

 

ルリビタキ (sy)

 

「あすなろの里」で昼食 (mn)

 

イカルチドリ (ty)

 

タシギ (ty)

 


撮影 吉川修司(sy)、吉田隆行(ty)、新堀正則(mn)