探鳥風景

オオヒシクイを観察(S)

日  時2025年1月5日(日)
内  容  新年初の探鳥会に参加したメンバー19名は車5台に分乗して、我孫子駅北口を朝8時に出発し、途中稲敷市役所でトイレ休憩をした後、江戸崎入干拓(稲波(いなみ)干拓)に向いました。稲波干拓では、「稲敷雁の郷友の会」の観察小屋の脇の堤防から、遥かカムチャッカ半島から渡って来たオオヒシクイが盛んに二番穂を啄(ついば)む様子と群れで飛翔する様子も見ることが出来ました。今シーズンの初飛来が認められたのは昨年の12月2日で、例年より少なくこの日(1月7日)は50羽ということです。友の会の方が追跡した結果、稲敷に渡って来るオオヒシクイの塒(ねぐら)は海岸であることが分かりました。また、観察小屋で会の方から、ヒシクイの名前の由来である菱(ひし)の実を見せて頂きました。田圃の畦道には、タゲリが見られました。葦にとまっているホオアカも見られました。干拓地の反対の小野川には、オナガガモがたくさん群れていて、その中にミコアイサの雌を見つけることができました。
 その後、和田岬の和田公園に到着して、探鳥。公園ではタヒバリがたくさん見られ、またアカハラ、シロハラを見ることができました。例年たくさんいるツグミの姿がみえません。
岬から見る霞ヶ浦には、ホシハジロがたくさんいて、その中にオカヨシガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロも認められました。その上をセグロカモメが悠々と飛んでいきます。
 和田公園で昼食を済ませた後、稲敷大橋を渡り、本新地区を探鳥。車からハマシギ、タシギ、タカブシギ、タゲリの姿を認めました。
 その後、妙岐の鼻駐車場に戻ってトイレ休憩。そこで、飛び廻るオオジュリンが見られました。そしてレンコン街道を進み、鉄塔下に駐車して蓮田を探鳥。そこでは、ハマシギの群れの飛翔を見ることができました。また、タカブシギ、クサシギ、イソシギも認められました。そこを出てから、甘田地区を見ながら、帰路につきました。
最後に「直売所しもふさ」で鳥合わせを行い、下記の60種の鳥を確認して解散しました。

報告 和田 敏男

認めた鳥 ヒシクイ、ハシビロガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、キジバト、バン、オオバン、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、セイタカシギ、タゲリ、ハマシギ、タシギ、イソシギ、クサシギ、タカブシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ミサゴ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、タヒバリ、ベニマシコ、カワラヒワ、ホオジロ、ホオアカ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン
計60種
参 加 者19名


オオヒシクイ

 

アカハラ

 

シロハラ

 

バン

 

タゲリ

 

ビンズイ

 

ハマシギの飛翔

 

和田公園で探鳥(S)

 


撮影 相良 直己(S)、岩本 二郎