日 時 | 2024年10月6日(日) 9:30〜15:30 曇り |
内 容 |
秋の渡りのシギチを期待し、車6台に分乗した計24名で朝8時に我孫子駅を出発。道の駅「発酵の里こうざき」で休憩後、9時半ごろ最初の探鳥スポットに到着して探鳥を開始した。ハス田では、尾羽をピコピコ振るイソシギ、タカブシギのほか、コチドリとハジロコチドリ、トウネンとオジロトウネンというよく似たシギチを見比べる機会に恵まれた。 次にレンコン街道で無人販売のレンコンを買い求めつつ次の探鳥スポットに移動し、周辺のハス田を探索した。ここではヒバリシギを確認したメンバーもいた。少し移動した先では、下くちばしの根本が赤いツルシギ、シックな色合いのコアオアシシギ各2羽をじっくり見ることができた。また別のハス田ではウズラシギとアメリカウズラシギの胸の模様の違いを観察し、下見では見られなかったオオハシシギ3羽も発見。川沿いの道から見下ろすハス田には長く赤い足が優美なセイタカシギ6羽の姿があった。 ここで午前中の探鳥を切り上げ、 「農産物直売所浮島」に立ち寄り休憩・行列を作っての買い物の後、妙妓ノ鼻駐車場で昼食とした。直売所付近ではチョウゲンボウや、トラクターに群がるチュウサギ+アマサギの50羽以上の群れに出会い、思いがけない観察機会となった。 昼食後は本新地区でタカブシギなどを車中から観察。その後は鉄塔付近で探鳥し、泥で重そうな足取りのトウネンが群れで採餌する姿や、なかなか出会えなかったタシギが飛び立つ瞬間を見られた。よく似た外観を持つウズラシギとヒバリシギの大きさを見比べたり、クサシギとタカブシギの背中の斑点の違いを確認したりする貴重な機会も得られた。飛んできたエリマキシギが比較的近くに着地した幸運なひと時には羽衣の美しさに感嘆の声があがった。最後に猛禽類を狙って甘田地区を周回したがトビのみの確認にとどまった。帰途「直売所しもふさ」で鳥合わせを行い、午後3時半ごろ探鳥会を終了、解散した。 シギチはよく似た種が多く識別が難しいが、類似種を観察しながら識別の手がかりになる特徴を教えてもらえるのは探鳥会ならではだと感じた。下見と当日でシギチの出現場所や種類が変化していたが、発見・識別スキルの高いベテランメンバーの活躍もあり、秋のシギチを満喫した一日となった。 報告 深沢順子 |
認めた鳥 |
オカヨシガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ムナグロ、ハジロコチドリ、コチドリ、セイタカシギ、タシギ、オオハシシギ、ツルシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、クサシギ、タカブシギ、イソシギ、トウネン、オジロトウネン、ヒバリシギ、アメリカウズラシギ、ウズラシギ、エリマキシギ、トビ、カワセミ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ 計43種 番外:カワラバト、ガビチョウ |
参 加 者 | 24名 |
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探鳥風景 (f)
撮影:片田寛子(k)、久松典子(h)、土田遥斗(t)、桑森亮(kw)、深沢順子(f)