日 程 | 2023年4月17日(月)〜22日(土) |
内 容 |
当会では7回目(公式行事としては3回目)となる台湾探鳥会は、2020年2月に計画したが、コロナ禍により中止となった。3年を経てようやくコロナの渡航制限が緩和され今回の台湾探鳥会も可能になった。探鳥会の計画にあたっては、当会と長年の交流がある「台湾野鳥保育協会」前会長の林さんに、探鳥地・旅程の検討、宿・食事・移動手段など諸々の手配をお願いし、全面的にご厚意・ご協力を頂き実施することができた。また、探鳥会にもご夫妻にフルアテンド頂いた。この場をかりて厚く御礼申し上げたい。 台湾のことを簡単に紹介すると、台湾島は、南北が約394km、東西が約144kmと縦長で南北に細長い形状で、島の東部と中央は山地で、3,000mを超える高峰が連ねる山脈が南北に走っている。面積は約36,000平方kmで日本の九州と同程度の大きさである。 気候は、北部は亜熱帯、南部は熱帯モンスーン地帯になるが、海抜の変化が大きいため、温帯や寒帯などの気候環境も形成しており、生物の種類が多い豊かな生態系を有している。また、長い期間、島として隔離されていたことにより、台湾には25種の固有種と56種の固有亜種の鳥が生息し、記録されている野鳥は約650種余になる。 今回の探鳥会は5泊6日、参加者は14名で、主な旅程実績を次の通りだった。探鳥地は中部山岳地帯が中心の計画でしたが、3日目の午後から4日目が雨となり、目玉の奥萬大と大雪山が十分探鳥できず、特に大雪山行きは取り止め、宿泊先(大雪山⇒日月潭)と探鳥地(大雪山⇒日月潭・金城湖)を他に振り替えるということになった。そんな中でも、日本では観察できない様々な野鳥と出会い、何とか探鳥会を成功裡に終えることができた。 <主な旅程> 台湾の北央(台北)から北東(礁溪)に出て、北東から中部山岳地帯を経て台中市へ、台中から北上して台北へ戻るというコースだった。 初日:松山空港(入国) ➡ 台北植物園・大安森林公園 ➡ 礁溪泊 2日目:礁溪 ➡ 龍泉歩道 ➡ 武陵農場 ➡ 梨山泊 3日目:梨山 ➡ 福壽山農場 ➡ 合歓山 ➡ 奥萬大 ➡ 同泊 4日目:奧萬大 ➡ 日月潭 ➡ 同泊 5日目:日月潭 ➡ 金城湖 ➡ 石門水庫 ➡ 同泊 6日目:石門水庫 ➡ 台北植物園 ➡ 松山空港(出国) |
認めた鳥 |
カルガモ、テッケイ、カイツブリ、ズグロミゾゴイ、ゴイサギ、アカガシラサギ、コサギ、アマサギ、チュウサギ、アオサギ、ダイサギ、カンムリワシ、カンムリオオタカ、トビ、シロハラクイナ、バン、オオバン、セイタカシギ、メダイチドリ、シロチドリ、コチドリ、キョウジョシギ、ソリハシシギ、イソシギ、キアシシギ、アカアシシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、オバシギ、コオバシギ、トウネン、ウズラシギ、ハマシギ、カワラバト、キジバト、カノコバト、ベニバト、アオバト、アマツバメ、ヒメアマツバメ、カワセミ、セグロコゲラ、ゴシキドリ、ベニサンショウクイ、サンショウクイ、アカモズ、オウチュウ、ヒメオウチュウ、クロエリヒタキ、サンコウチョウ、ヤマムスメ、タイワンオナガ、カササギ、ハシブトガラス、イワツバメ、ツバメ、コシアカツバメ、カワガラス、シロガシラ、クロヒヨドリ、ウグイス、ミヤマウグイス、マミハウチワドリ、セッカ、メジロ、ヒメマルハシ、タカサゴミソサザイ、メジロチメドリ、ミミジロチメドリ、カンムリチメドリ、アオチメドリ、ヤブドリ、キンバネガビチョウ、ズアカエナガ、タイワンシジュウカラ、タイワンヤマガラ、キバラシジュウカラ、エゾビタキ、コサメビタキ、ミヤマヒタキ、チャバラオオルリ、コンヒタキ、アカハラシキチョウ、シキチョウ、カワビタキ、シロクロビタキ、ルリチョウ、シロハラ、アカハラ、ハッカチョウ、インドハッカ、ジャワハッカ、ミドリカラスモドキ、クビワムクドリ、ハナドリ、ハクセキレイ、キセキレイ、ツメナガセキレイ、チャイロウソ、スズメ、コシジロキンパラ、シマキンパラ
計102種 ※太字は台湾固有種及び固有亜種 |
参 加 者 | 14名 |
松山空港
台北植物園
台北植物園
台北植物園
初日の夕食は県泰豊
武陵農場
福壽山
キンバネガビチョウ(合歓山)
楽しい昼食に向かう
クロヒヨドリ(奥萬大)
ヤマムスメ(石門水庫)
石門水庫で夕食
最終日のランチ