日 時 | 2023年2月26日(日) 天候:晴れ 強風 |
内 容 |
2016年より企画されている江戸川河口・行徳保護区探鳥会は、昨年は雨天、一昨年はコロナウイルス禍で中止され、3年ぶりの開催です。 妙典駅に集合し、まずは江戸川河口付近の右岸の探鳥です。時期が少し早かった故か河口を埋め尽くす北帰行前のスズガモとホシハジロの大群はまだ見られませんでした。先ず行徳橋に向けての上流域を探鳥します。 行徳橋の架け替え工事の実施中で行徳橋手前より上流は通行止めになっています。ウミアイサなどカモ類を観察し、その後、各人のペースで江戸川右岸を探鳥します。江戸川のスーパー堤防の工事も進み、この数年、通行止めであった河口まで久方ぶりに行くことができるようになりました。そこで、一部のメンバーは河口まで向かいました。生憎、干満差の少ない小潮で条件はもう一つでしたが満潮から干潮に向かう時間帯であり、河口付近では干潟も出てきました。河口の手前で10数羽のミヤコドリを発見。直近で見られ満足です。さらに河口の浅瀬では30羽余のミヤコドリが・・・ その後、思い思いに昼食をとり、バスで行徳保護区へ向かいます。行徳保護区ではNPO法人行徳自然ほごくらぶの野長瀬さんに今回もエスコートしていただきました。野長瀬さんには2016年より連続してお世話になっています。風の強い日で、猛禽の飛翔や小鳥たちの出現はもう一つでしたが、定番のカモ類には一通り出会うことができました。毎年、保護区内の灌木がカワウの糞で真っ白な林に変わってきています。カワウのコロニーの変化に全員がビックリしていました。また、保護区内に4ケ所も猛禽の食痕がありました。帰路に寄った、野鳥病院入院患者と合わせ、野生で自然での営みに関し、思いを新たにしました。 例年、この探鳥会では、50種前後の野鳥に出会います。下見時に、44種を観察しましたので、約40の目で探鳥する本番では50種の観察を目指しましたが、強風、小潮もあり残念ながら47種で終わりました。観察舎『あいねすと』再建後、当会としては初めての探鳥会であったため「あいねすと」を訪問し、野鳥病院を見学後、鳥合せをして解散しました。 報告 相良直己 |
認めた鳥 |
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ミヤコドリ、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、トビ、ハイタカ、ノスリ、カワセミ、チョウゲンボウ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン 計47種 番外 カワラバト 1種 |
参 加 者 | 19名 |
江戸川河畔の探鳥スタート 妙典橋付近
撮影:岩本二郎
メジロ 江戸川河口
撮影:岩本二郎
ミヤコドリ 江戸川河口
撮影:相良直己
ミヤコドリ 江戸川河口
撮影:相良直己
探鳥風景 行徳保護区
撮影:相馬利雄
探鳥風景 行徳保護区
撮影:相馬利雄
探鳥風景 行徳保護区
撮影:岩本二郎
カワウの糞で真っ白な林 行徳保護区
撮影:相良直己
探鳥風景 行徳保護区
撮影:岩本二郎
猛禽の食痕 行徳保護区
撮影:相良直己