今回のテーマは「手賀沼の環境学習と野鳥観察」です。
参加者は我孫子市内の小学校2年生から6年生の26名と保護者・主催者の大人6名です。
当会の会員4名が探鳥指導と野鳥学習で協力しました。
まず、朝10時に集合、お天気は曇り空、何とか持ちそうです。最初は手賀沼の船上探鳥。10時半に手賀沼漁港桟橋前で本日の予定、船上探鳥の注意点などの説明を聞いた上でいよいよ乗船です。
ダイサギ、コサギ、カンムリカイツブリに見送られ出航しました。
当会桑森事務局長が、船上から見える水鳥を次々と紹介します。船の接近を察知し、コガモの群れが一斉に飛び立ちます。岸辺の杭の上では一羽のオオタカがずっとポーズをとっています。きれいなホシハジロが船に近づいてきました。カワウの群れが並んで休憩しています。今度は、杭の上でトビが休んでいます。子供達も、それぞれ双眼鏡で鳥を追います。上沼を探鳥し、続いて下沼に入りました。
オナガガモの群舞や、マガモの群舞が次々と見られます。ユリカモメが船の周りを飛び回り、ひときわ大きなセグロカモメが眼前に浮いています。上沼に続いて下沼でもミサゴを見ることができました。
約1時間の航海を終え、船上で鳥合わせを行い、帰港です。今日は約1時間で水鳥主体に28種を観察できました。
続いて、水の館3階研修室に移り、野鳥学習です。当会がJBF2014時に作成したスライドショー「未来へ生命をつなぐ」を今回の目的に再編し、相良副会長の説明で視聴いただきました。子供達は、手賀沼で見られる野鳥のかわいいヒナたちや、一生懸命ヒナを育てる親鳥たちの献身の写真や動画に感動していました。目的とする『生命をつないでいくことの重要さ、野鳥と人の共生する自然環境を守ることの尊さ』を真剣に学習していただきました。
最後は、「この鳥なあーに?」の野鳥クイズです。船上で見た鳥、スライドショーに登場した手賀沼の鳥の写真を見て名前を当ててもらいます。正解者には野鳥カードのご褒美が配られます。10問のクイズに殆ど全員が正解し、希望の野鳥カードをゲットして、子供たちはみな満足したようで、キラキラ輝くその目が本日の学習の学びを表していました。
当会では、今後も、このような啓発活動を進めていきたいと思います。
報告 相良直己
開始前の説明を聞く
撮影:相良直己
いよいよ乗船です
撮影:相良直己
当会の案内で船上探鳥
撮影:相良直己
スライドショーで手賀沼の鳥の学習
撮影:野倉元雄
真剣に学習する子供たち
撮影:野倉元雄