日  時2020年1月5日(日) 10:00〜16:00
晴れ
内  容2020年の新春探鳥会は、我孫子駅北口を予定通り午前8時過ぎに出発したが、途中、道路凍結による事故渋滞に巻き込まれ、稲敷市役所でトイレ休憩後、最初の探鳥ポイント江戸崎稲波干拓地の観察小屋に到着したのは午前10時に近かった。稲敷雁の里友の会の方の話によると、今年は亜種オオヒシクイが188羽、マガンが1羽と、これまでの最多飛来数となっているとのことであった。1羽だけ混ざっているマガンとの識別をしながら、比較的近い距離でじっくりと観察することができた。
その後、先行車の3台は西の洲のハス田でシギ類を観察、後続の4台は先行車とはぐれたため和田岬に直行して探鳥を開始。霞ケ浦のカモ類は対岸に集まっていて、和田岬付近の水鳥は寂しかったが、和田公園では常連のアカハラ、ビンズイ、メジロなどに加え、キクイタダキも姿を見せてくれて、たくさんの小鳥達と出会えた。和田公園で昼食をとった後、霞ヶ浦南岸の堤防をたどり、本新地区でところどころでシギチを探鳥。その後、妙岐の鼻で猛禽類、オオジュリンなどを見た後、駐車場でトイレ休憩を取り、甘田干拓地に向かった。甘田に着くとすぐにコチョウゲンボウが出現、カラスとモビングした後、細い鉄柱にしばらく止まってくれたので、じっくり姿を見ることができた。その後コミミズクを求めて場所を変え、しばらく猛禽類を観察。チュウヒ、ノスリ、トビやタゲリなどを見ることができたが、期待したコミミズク、ハイイロチュウヒには今年も出会えなかった。午後3時に甘田を離れ、帰途、「直売所しもふさ」で鳥合わせを行い、午後4時に終了、解散した。
前日の天気予報では強風が心配されたが、穏やかな晴天に恵まれ、60種を超える多くの鳥との出会を楽しむことができた。

報告 関口英治

認めた鳥キジ、亜種オオヒシクイ、マガン、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タゲリ、ムナグロ、コチドリ、セイタカシギ、オオハシシギ、ツルシギ、タカブシギ、イソシギ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、ノスリ、コゲラ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、アカハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン
計62種 (番外:カワラバト1種)
参 加 者27名

江戸崎にて

江戸崎にて

撮影:松田幸保



亜種オオヒシクイの群れ(江戸崎)

亜種オオヒシクイの群れ(江戸崎)

撮影:関口英治



アカハラ(和田公園)

アカハラ(和田公園)

撮影:吉田隆行



キクイタダキ(和田公園)

キクイタダキ(和田公園)

撮影:渡邉俊文



カラスを追いかけるコチョウゲンボウ(甘田)

カラスを追いかけるコチョウゲンボウ(甘田)

撮影:渡邉俊文



チュウヒ(甘田)

チュウヒ(甘田)

撮影:吉田隆行