日  時2019年9月8日(日) 8:00〜10:30
晴れ 無風 27〜30℃
内  容強い台風15号が近づく中、まだ青空が広がっているものの、無風で蒸し暑い探鳥会となりました。参加者はやはり台風接近と残暑の影響でしょうか、いつもより少ない20名でした。
コースは、上沼のヒドリ橋付近をスタートに、ハスの群生地の展望箇所、下沼の染井入落付近の3箇所で探鳥を行いました。
まずは、幸先よく、メジロ2羽の地鳴きが聞きながら集合場所から出発です。
車で移動し、ヒドリ橋での探鳥です。上沼に注ぐ大津川河口に架るヒドリ橋付近では、特定外来生物であるナガエツルノゲイトウの繁茂が見られ、今にも河口を覆ってしまいそうな感じです。河口でコブハクチョウ、カイツブリ、そしてカルガモの親子5羽がのんびりと泳いでいました。また、上空をコチドリ、イソシギ、シジュウカラが飛んでいました。ヒドリ橋から南側はるか上空にはサシバの飛翔が確認されました。一方、近くにある鉄塔最上部でしばしば確認されるハヤブサは、今日は残念ながら見ることができませんでした。
道の駅での休憩の後、ハスの群生地にある展望台へ向かいました。展望台では、昨年に比べて、全体にハスの花の咲き具合や、展望台下部付近のハスの生育状況があまり良くないことが話題となっていました。ハスの群生地の右側にあるヨシ原の根元付近では、タシギ、タカブシギspが長い嘴を土中差し込み、餌を取っている姿やコチドリが地上部で餌をせわしく啄んでいる姿が確認されました。また、群生地内では、ダイサギ、アオサギが小魚などを探している姿が見られ、ハスの上を滑降するカワセミ、上空を飛ぶホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)も見ることできました。
最後の染井入落に向かいました。水面では、複数のカルガモやダイサギが確認されました。一方で稲刈りが進んでいる水田に目を移すと、チュウサギの群れ、我々を意識してすばやく逃げ隠れするキジのカップル、ヒッヒッヒッと鳴くセッカも鳴き声だけですが、確認されました。水田脇に立つ電柱では、その左右に交互にある取っ手にスズメが一羽ずつ掴り、なかなか心和むシーンでした。

報告 嶋崎 省

認めた鳥キジ、コブハクチョウ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ヒクイナ、コチドリ、タシギ、タカブシギ、イソシギ、トビ、サシバ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、メジロ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ 番外:カワラバト   計33種+1
参 加 者20名