日 時 | 2018年3月4日 |
内 容 | 一昨年11月に続き、今年度も江戸川河口と行徳自然保護区の探鳥会が開催され、16名の会員が参加しました。 行徳駅に朝8時50分に全員集合し、バスで行徳橋南詰めに移動、江戸川河口に向かって河川敷で探鳥です。 天気に恵まれ、探鳥日和、素晴らしい期待に胸が膨らみます。 当日は東京湾が大潮、みるみると潮位が下がり、江戸川両岸に干潟が現れます。 下見時には、目の前に見えたウミアイサもハジロカイツブリも岸から遠く、少しガッカリ・・・と思いきや、目の前に広がった干潟にミヤコドリ13羽の群れ、また、目の前には、中々見ることが少ないカモメが目の前に。 暫くの間、楽しませてくれました。 手賀沼周辺で見慣れたカモたちのみでなく、予定通り、ウミアイサの小群、ハジロカイツブリ、スズガモの群れも見ることができ、昼食後、バスで行徳自然保護区に移動です。行徳自然保護区は、日頃は立入制限がされ、入れませんが、今回も、千葉県に保護区立入申請をし、許可を得ました。 行徳自然保護区では、前回同様、行徳野鳥観察舎スタッフの野長瀬さんにご案内いただきました。 今回も、保護区に入るや否や、タヌキの溜め糞がお出迎えです。 また、今回もオオタカがカモを襲った食痕もみることができました。 2000羽ものカワウのコロニーでの繁殖の様子を観察し、キンクロハジロ、ホシハジロ、スズガモなどのカモ類を探鳥、ここでもウミアイサやオカヨシガモにも会うことができました。 『チュウヒ』だと声が上がります。 国内では大変少なくなり絶滅危惧種IB(EN)に指定されているチュウヒ登場です。 そして、いよいよ真打ち登場。 下見時には冬羽の幼鳥1羽のみであったズグロカモメがユリカモメやセグロカモメの群れの中に夏羽の成鳥も併せて登場。 ズグロカモメも環境省指定の絶滅危惧種(VU)です。 黒頭巾を被ったような漆黒の頭、その中でクリッとした真っ白な丸い目に真っ黒な瞳。 まるで人形のようです。 『カワイイ』という声が思わず上がります。 何に驚いたのかカモメの群れが一斉に飛び立ち旋回です。 ズグロカモメも飛び立ちます。 一斉に会員のシャッターの音が響きます。 僅かに先の干潟に降りました。 ヤマトオサガニを咥えています。 幹事をはじめ、参加者殆どが初見のズグロカモメをタップリ堪能しました。 この後、野鳥病院を観察し、そして鳥合せで41種もの出会いを確認し、探鳥会を終えました。 希少種のミヤコドリ、カモメ、チュウヒ、ズグロカモメなどに出会え、参加の会員全員に満足していただいた素晴らしい探鳥会となりました。 今回もご協力いただきました行徳野鳥観察舎野長瀬様に感謝申し上げます。 報告 相良 |
認めた鳥 | オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、ミヤコドリ、イソシギ、ユリカモメ、カモメ、ズグロカモメ、セグロカモメ、チュウヒ、ハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、オオジュリン 計40種 番外:カワラバト |
参 加 者 | 計16名 |
江戸川河畔探鳥
撮影:相良直己
カモメとユリカモメとミヤコドリ
撮影:新堀正則
江戸川河畔探鳥
撮影:相良直己
ミヤコドリ
撮影:相良直己
行徳自然保護区探鳥
撮影:相良直己
行徳自然保護区探鳥
撮影:相良直己
チュウヒ
撮影:新堀正則
行徳自然保護区探鳥
撮影:相良直己
ズグロカモメ成鳥と幼鳥
撮影:新堀正則
カニを咥えるズグロカモメ
撮影:新堀正則