日 時 | 2017年4月23日(日) |
行 程 | 我孫子駅8:02→8:15新松戸8:26→9:00葛西臨海公園・・・14:30現地解散 |
内 容 | 19名の会員が参加し、恒例の葛西臨海公園探鳥会が開催された。 干潮が9:05だったため、ブリーフィングを早々に済ませ西なぎさに向かう。 途中日本庭園に寄るも鳥影なし。風も雲もほとんどない絶好の行楽日和のせいか、水鳥の大事な餌場である干潟では、既にかなりの家族連れが潮干狩りを楽しんでおり、岩礁に目を向けるとルアー釣りに興ずる釣り人の姿も目に入る。 干潟に野鳥の姿はなく、水面に約300羽のスズガモの群れが浮かんでいる。期待したシギチ類は、西の渚でのシロチドリ、メダイチドリに加え、遠く東渚で休むホウロクシギとミヤコドリのみ。きれいな夏羽のカンムリカイツブリやクロツラヘラサギが認められたことを慰めとし、芦が池方面へ移動。 途中大勢のバーダーが樹上にカメラを向けている。それは盛んに木の実を啄む1羽のアオバトだった。茂った枝が邪魔をしてなかなか全身を観察することはできなかったが、予想外の鳥との出会いに、参加者はしばし釘付けとなった。 展望レストハウス近くの広場で昼食を済ませ、鳥類園へ移動。途中、勢いよく飛翔するツバメに交じってイワツバメの姿を認める。しかし鳥類園でも期待のシギチ類の姿は少なく、コチドリとアオアシシギを認めたのみだった。期待通りの鳥果は得られなかったものの、アオバトとの出会いや、珍しいクロツラヘラサギの姿を遠望できたことを胸に、鳥合わせ後2時半に解散した。 昨年の同時期に開催された探鳥会では、今回の7種を上回る、9種のシギチ類を観察した。振り返ると昨年4月の探鳥会は、午前中雨、午後回復という天候だったことが行楽客の出足を挫き、それが幸いしたのだろうか? ちなみに昨年9月に行われた三番瀬探鳥会の際も雨の天気予報で、16種のシギチ類が認められている。 シギチに関しては期待を下回ったが、例年並みに48種の鳥達に出会えた探鳥会であった。 |
認めた鳥 | オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、アオバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、クロツラヘラサギ、バン、オオバン、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、ミヤコドリ、ホウロクシギ、アオアシシギ、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、コアジサシ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、アカハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ 48種 番外カワラバト |
参 加 者 | 計19名 (報告)相良直己 |
探鳥
撮影:間野吉幸
アオバト
撮影:松田幸保
探鳥
撮影:相良直己
アオアシシギ
撮影:浅野利幸