日  時2016年9月4日
内  容秋の渡りのシギ・チドリとの出会いを求めて、東京湾の干潟、“三番瀬”に出かけました。
今回は初めての試みで、三番瀬に最も詳しい、千葉県野鳥の会との交流探鳥会です。
日本一のミヤコドリの渡来地である三番瀬では、毎月第一日曜日に日本野鳥の会東京支部との共催で、千葉県野鳥の会の「三番瀬自然観察会」が行われています。
今回は、当会も合流させていただき、三団体が交流する盛大な探鳥会となりました。
探鳥開始前に、日本野鳥の会東京支部の田久保さんより、三番瀬の今昔とその干潟の生き物に関し詳しい説明をいただきました。 直近の鳥情報もご紹介いただき、期待に胸を膨らませ、千葉県野鳥の会杉本さんのリーダーの下で探鳥がスタートしました。
早速、オオソリハシシギやエリマキシギが迎えてくれました。また、干潟の先の波打ち際ではアジサシ、コアジサシ、ウミネコが群れています。 手前の干潟には、ミユビシギやハマシギの群れが干潮になるにつれ増えてきます。 その手前を、シロチドリ、メダイチドリ、ダイゼンなどの千鳥たちが走り出したり、立ち止まったり・・。 干潟では比較的少ないムナグロの姿も数多く見かけます。
数メートル先の目の前にキリアイとトウネン、そしてキョウジョシギがポーズを取ってくれます。 しばしの間目を楽しませてくれました。 キリアイとトウネンのツー・ショットをほとんど全員が写真に収めることができ大満足です。 「背中のVマークの濃さは・・・?」とトウネンなのかヨーロッパトウネンなのか大論争が起こりました。
ミヤコドリがいるとの情報で浜を西の方角に移動しました。 10羽余のミヤコドリがオオソリハシシギ、チュウシャクシギなどと食事に夢中でした。
雨が心配された天気でしたが、鳥合わせの時など、瞬間的に雨もありましたが、参加者の日頃の行いが良いせいか天気にも恵まれ、多くのシギ、チドリに出会うことができました。
大変充実した探鳥会となり、ご指導いただいた田久保さん、杉本さんに感謝申し上げます。
認めた鳥キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ムナグロ、ダイゼン、シロチドリ、メダイチドリ、ミヤコドリ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、キョウジョシギ、オバシギ、ミユビシギ、トウネン、ハマシギ、キリアイ、エリマキシギ、ウミネコ、オオセグロカモメ、コアジサシ、アジサシ、ミサゴ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ 計34種 番外 カワラバト
参 加 者21名 (報告)相良直己

探鳥会 1

探鳥会 1

撮影:間野吉幸



探鳥会 2

探鳥会 2

撮影:戸谷輝夫



オオソリハシシギ

オオソリハシシギ

撮影:相良直己



アジサシ、コアジサシとダイゼン

アジサシ、コアジサシとダイゼン

撮影:相良直己



キリアイとトウネン

キリアイとトウネン

撮影:相良直己