日 時 | 2015年12月23日(水) |
内 容 | これまで毎年新年に実施していた探鳥会ですが、2016年1月の第一日曜日は正月三が日に入るため、今回は年末23日になりました。総勢20名、車5台で定刻通り8時からスタートし、途中休憩地は今年4月に開業した道の駅「発酵の里こうざき」に立ち寄りました。この道の駅は町おこしで話題になり人気もあるようで、レストランに地元の野菜や発酵食品等の市場の他コンビニも併設されており、昼食のお弁当を調達し、買物の時間も少しとりました。 最初の探鳥地の小見川の利根川堤防ではいつもの通りチュウヒの密度が高く、良く出現してくれました。次の探鳥地神之池では、カモの種類と羽数も多く、目玉のミコアイサは例年より数は少ないものの小さな群れが、また今年もヨシガモが近くで観られて皆さん満足の様子でした。加えてアカエリカイツブリ2,3羽が直ぐ潜ってしまいながらも姿を楽しませてくれ、神之池では初めての観察記録かも知れません。 神之池で昼食後、浮島に場所を移して休憩と葭原のタカを観察し、ここでもチュウヒとミサゴが大サービスでチュウヒはV字飛翔を何度も見せてくれました。その中でも、頭の白い幼鳥や全体に白味の強い個体も現われ、目を楽しませてくれました。 最後の探鳥先はこの探鳥会の目玉の江戸崎の稲波干拓地です。ここは関東唯一の亜種オオヒシクイの越冬地で、毎年数が増えつつあるようです。期待して現地に着きましたが、何故かオオヒシクイの姿が見えません。現地を見守っている江戸崎雁の郷友の会の方の話しでは、午前中に農作業の車が入りオオヒシクイが飛び去ったとのことで、残念ながら空振りとなってしまいました。しかし、オオヒシクイは確実に増えており、今年は135羽を確認しているとのことで、観察はまたの機会にお預けとしました。 最後はいつもの「水と緑のふれあい公園」でハシビロガモとカワセミを観て、鳥合せでは49種と例年のように50種超とはいきませんでしたが、それなりの成果で今年最後の探鳥会を締めくくりました。 天気は終日曇りでしたが、それほど寒くはなく、雨が降り出す前に探鳥会を終了し、我孫子に着く頃に小雨が降りはじめました。今年の探鳥会は何度か雨に祟られましたが、来年は雨が避けられ良い年になるように願い報告とします。 |
認めた鳥 | オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、カイツブリ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タゲリ、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、オオジュリン 計49種 番外 シナガチョウ、カワラバト |
参 加 者 | 20名 (報 告 ; 桑森亮) |
いつもの小見川堤防でタカを探す
撮影:松田幸保
今度は東側を
撮影:松田幸保
チュウヒ 1
撮影:中根忠
チュウヒ 2
撮影:中根忠
神之池もカンムリカイツブリが目立つ
撮影:松田幸保
ミコアイサ
撮影:中根忠
ヨシガモ
撮影:中根忠
昼食時に近くにいたのはウミウだった
撮影:松田幸保
ハシビロガモの池での鳥合わせ
撮影:松田幸保