日  時2015年7月16日(木) 10:00〜11:30
テーマ
  1. 「昔、人々は鳥や自然とどう関わってきたのでしょう。昔話から、その暮らしぶりをのぞいてみましょう。」
  2. 「蕪栗沼のビデオ」

内  容野鳥サロンには、台風11号が四国に近づき、その影響による雨の中20名が集まりました。
テーマ1.「鳥を中心とした昔話」を語り部の関口小夜子さんが、囲炉裏を囲んで、ばあちゃんが、方言を混ぜたゆっくりとした口調で話されました。
鳥の鳴き声をもとにした「とんびとからす」から語り始め、話が終わると、皆から拍手が起こりました。「昔の人は、鳥の鳴き声をこんなふうに聞いていたそうです」を紹介しました。例えば、ホオジロは、イッピツケイジョウツカマツリソロ(一筆啓上仕り候)など。「鶯の谷渡り」の艶話を含め5つの昔話を語ってくれました。語り終わると拍手と共にアンコールの声が上がりました。アンコールとして、つばめの鳴き声にまつわる話をされ、笑い声と拍手で関口さんの昔話が、50分余りで終わりました。
参加者からは、関口さんが全ての話を諳んじていることに、驚きの声、また、おもしろかったとの声が上がっていました。
テーマ2. 松田幸保さんが撮影した「蕪栗沼のビデオ」が映されました。
夕暮れ時、沼に舞い降りるガン(マガン)の群が次から次へと画面いっぱいに映しだされました。よく見ると、ガンが、きりもみしながら落ちる姿が映しだされていました。
朝方、沼から一斉に湧き立つように飛び立つガンの姿は、迫力満点でした。
ビデオの後、歌川広重の浮世絵に描かれた「堅田の落雁」、雁に関連する用語が紹介されました。

今回の野鳥サロンは、話を聞く、映像を見るだけの会でしたが、興味ある内容でした。
 
参 加 者20名  (報 告  ; 船津登)

野鳥サロンの様子 1

野鳥サロンの様子 1

撮影:松田幸保



野鳥サロンの様子 2

野鳥サロンの様子 2

撮影:松田幸保