日  時2014年12月23日(火)
内  容 日本海側各地に豪雪を降らせた“爆弾低気圧”も去り、安定した気圧配置の元、今年の涸沼探鳥会は絶好の小春日和に恵まれました。
 定刻の8時過ぎ、我孫子駅を出発、順調に北上し、最初のトイレ休憩地、常磐道美野里PAには約1時間で到着し、直行されていた清水さん一家と合流、これで今回の参加者22名(6台)が揃った。岩間ICで高速道を出て、例年のルートでコンビニでの弁当購入後、一路涸沼に向かう。
 第一観察ポイントの網掛公園に10時前に到着、すぐに探鳥を開始した。堤防下の田んぼでいつものタシギを探したが今年は空振りだったが、その向うの民家の大木にノスリが止まって居た。堤防に上がると輝く沼面に水鳥達が予想通り群れていた。あちこちで早くも「オカヨシ」、「スズガモ」などの声があがる。カンムリカイツブリの大群が猟餌しているのが遠望できる。少し進むと群れから離れた1羽のハジロカイツブリがゆっくりと出迎えてくれた。さらに進むと対岸近くに集団の鳥影が見える。マガモやコガモに混ざってヒドリガモも見た。杭の上ではミサゴが食事中でした。
 次いで、第二ポイント「いこいの村涸沼」では、まずは昼食前の探鳥だ。震災の爪痕は殆ど修復されており堤防上は歩きやすい。穏やかな沼面には通常より若干少ない感じだったが、それでもやはり手賀沼とは桁違いの水鳥達を堪能できた。公園内の池は半分近く埋める工事が進んでいて盛んに建設重機、ダンプが行き来していた。その傍でオオバンが50〜60羽平気な様子で日向ぼっこしている風景は年の瀬を感じさせないちょっぴりおかしな気分でした。生垣の脇ではアカハラが姿を見せ数台のスコープの的になっていた。グランドでは多くのお年寄り達がグランドゴルフを楽しんでいた。昼食は暖かい日差しの中でゆっくりできたが、やや風が出てきたので次への移動支度を始めた。
 第三ポイントのホオジロガモが期待できる沼東部へ向かう。土産にするシジミ屋を一端通過すると、馴染みの主人が手を振って挨拶していた。堤防に上がると、そこは一段と水鳥達の数は多くなり被写体として全く不足は無い。主役はスズガモの大群でした。陸側は静かそのもので遠くでトビが輪を描いていただけでした。お目当てのホオジロガモを懸命に探したが見当たらず、ヨシガモが混入しているのを認めただけでした。名物“涸沼の寒風”が強くなってきたので早々に最後のポイントへ移動した。勿論シジミ購入は忘れず、昨年よりも大粒でした。
 15時過ぎに高浜駅休憩経由で霞ヶ浦に着いたが、生憎と大規模な護岸工事中で堤防上へは上がれないよう規制されており、止むをえず今回はこのまま帰路に就くことにした。下見を省略した反省と皆さんへのお詫びで気分が重い道中でした。
 矢田部東PAで鳥合せし、間野会長から年納めの挨拶を頂き散会した。
参 加 者22名  (報 告 ;松本勝英)

鳥合わせの様子-1

鳥合わせの様子-1

撮影:相良直己



鳥合わせの様子-2

鳥合わせの様子-2

撮影:相良直己