古 賀 嗣 朗 の 世 界 2016

ニュージーランド(NZ)観光ツアーで撮影した鳥

2015(H27)年11月7日(土)〜16日(月) ニュージーランド観光ツアーに参加し、合間に鳥を探し、撮影した。NZは主に北島と南島から成り、面積は日本の約3/4、人口460万人。先住民はマオリ族、そこに欧州人が来た。北島の北方オークランドから南端ウェリントンまでバス旅、連絡船で南島ピクトンへ渡り、首都クライストチャーチ迄約7時間列車に乗った。再びバス旅でテカポ湖、ミルフォードサウンド、クイーンズタウン、そしてダニーデンを経由し、クライストチャーチへと周回して戻り、ここから空路北島オークランドへ行く。驚いた事に平地は全て牧場で、バスも列車も牧場の中を走る。空気が澄んでるのも肯け、老後を過ごすに最適国。全行程晴天に恵まれたが、唯一綺麗な星空で有名なテカポ湖のみ残念にも雨に遭い、星座が見れずに終わった。日本と異なり、NZを含め、外国には公園が多く、野鳥が身近に沢山遊んでいる様に思える。野鳥の識別には、下記の図鑑を見て判別した。
 英文図鑑:Princeton Pocket Guides 「BIRDS of NEW ZEALAND」(ネットで購入):354種
 日本語図鑑「ニュージーランド楽園の鳥たちーNZ原生野鳥図鑑」リチャード・ライアル著(NZで購入):原生種80種
日本語図鑑によると、NZには 野鳥328種いて、88種が繁殖し、この中の66種がNZ固有種という。殆どが移入種。

  • 01

    01)ハイイロガン(灰色雁)

    移入種、日本鳥9冬鳥。オタゴ半島ペンギンプレイスの中で一羽見る。ケージは無かったが、飼育されているのだろうか。

  • 02

    02)ハクガン(白雁)

    移入種、日本鳥13冬鳥。ロトルア湖畔で十数羽群れているのを見る。柵もなにも無かったが、これも飼育されているのだろうか。

  • 03

    03)イエスズメ(家雀)

    移入種、日本鳥567迷鳥。街中のあちこちで見れた。日本の雀と同じく、家と移動するのだろうか。

  • 04

    04)ズアオアトリ(頭青花鶏)

    移入種、日本鳥585。全国に分布していて、山中でも雌雄で行動するのを見た。私には日本で見たことのない珍鳥だ。日本の図鑑では欧州に多いと。

  • 05

    05)ベニヒワ(紅鶸)

    移入種、日本鳥589冬鳥。全国に分布す。高原マウントクックで見た。私には日本で見たことのない珍鳥だ。世界では北方の国に多いという。

  • 06

    06)キアオジ(黄青鵐)

    移入種、日本鳥608迷鳥。全国に分布。高原マウントクックで見た。私には日本で見たことのない珍鳥だ。日本の図鑑では欧州に多いと。

  • 07

    07)ホシムクドリ(星椋鳥)

    移入種、日本鳥511冬鳥。全国あちこちで見る。休憩地で喧嘩しているのを見た。

  • 08

    08)クロウタドリ(黒歌鳥)

    移入種、日本鳥519冬鳥。春だ、あちこちで綺麗な声を聴かせてくれた。

  • 09

    09)ウタツグミ(歌鶫)

    移入種。春だ。この鳥もあちこちで綺麗な声を聴かせてくれた。花壇の中で、雛に餌やりしているのも撮った。

  • 10

    10)ゴシキヒワ(五色鶸)

    移入種。全国に分布しているが、テカポ湖で早朝宿の近く一回見たのみ。4〜5羽が飛び回っていた。初見の鳥だ。

  • 11

    11)アオカワラヒワ(青河原鶸)

    移入種。全国に分布していて、3回あちこちで見た。初見の鳥だ。

  • 12

    12)ヨーロッパカヤクグリ(〜茅潜)

    移入種。全国に分布、公園の芝生で飛び回っていた。初見の鳥だ。

  • 13

    13)インドハッカ(印度八哥)

    移入種。全国に分布、公園の芝生で飛び回っていた。

  • 14

    14)ニシヒバリ(西雲雀)

    移入種。全国に分布。列車から見た。ピーチクと鳴いて飛び回っていた。

  • 15

    15)カササギフエガラス(鵲笛鴉)

    移入種。全国に分布。バスから牧場に見るも撮れず。最終日やっと撮れた。

  • 16

    16)カンムリウズラ(冠鶉)

    移入種。全国に分布。米カリフォルニア州の州鳥。公園で2回見る。

  • 17

    17)リュウキュウツバメ(琉球燕)

    原生種。日本鳥458留鳥。最近NZに自然に渡ってきた種類とか。

  • 18

    18)オーストラリアセイタカシギ(〜丈高鷸)

    原生種。全国に分布。200年位前NZに自然に渡ってきたとか。列車から遠方に一度見たきりだった。

  • 19

    19)シロハラコビトウ(白腹小人鵜)

    原生種。全国に分布。NZで最小の鵜。体が白と黒で、黄色の嘴が特徴。

  • 20

    20)ミナミクロヒメウ(南黒姫鵜)

    原生種。北島に多い。シロハラの次に小。体が黒く、嘴が灰色。目が緑色。

  • 22

    22)スチュアートウ(〜鵜)

    固有種。南島に多い。ピンクの足が特徴。オタゴ半島で飛翔姿を撮る。

  • 23

    23)カオジロサギ(顔白鷺)

    原生種。全国に分布。豪州から飛来、NZに定住。ペンギンプレイスで撮る。

  • 24

    24)クロアカツクシガモ(黒赤筑紫鴨)♂

    固有種。全国に分布。雄が地味な色。池の他、公園、牧草地、高原など。通常番で行動し、番関係は永続する。マオリ人の重要な食料だったとか。

  • 25

    25)クロアカツクシガモ(黒赤筑紫鴨)♀

    固有種。雌の首上が真っ白な色で目立つ。鴨類にしては珍しい。

  • 26

    26)クロアカツクシガモ(黒赤筑紫鴨)雛

    雄が雛を連れて泳いでいた。育雛は、雄が目立たないから行うのか?

  • 27

    27)プケコ(セイケイ)(青鶏)

    原生種。よく似た姿形の固有種タカヘは限定された場所でしか見れない。このプケコは全国分布というが、ロトルア湖畔でしか見れなかった。

  • 28

    28)プケコ(セイケイ)(青鶏)雛

    親が2羽いて、1羽は近づいても逃げない。直ぐ傍の草叢に雛が3羽いた。

  • 29

    29)ニュージーランドミヤコドリ(〜都鳥)

    固有種。ペンギンプレイスの海岸に1羽遊んでいるのが見れた。南島南部では殆ど全身真っ黒だが、北島北部では半数腹が白い、とか。

  • 30

    30)ミナミオオセグロカモメ(南大背黒鴎)

    原生種。NZに3種いる鴎の中で最大、L60cm。豪州にもいるとか。全国に沢山分布してるとあるが、他の2種ほど見れず目立たなかった。

  • 31

    31)ハシグロカモメ(嘴黒鴎)

    固有種。全国に多い。黒色の嘴と足が特徴。アカハシと同じくあちこちで見た。L37cmで、日本のユリカモメ位の大きさだ。

  • 32

    32)アカハシギンカモメ(赤嘴銀鴎)

    原生種。全国に多い。赤色の嘴と足が特徴。オタゴ半島で大きなコロニーを見た。L37cmで、日本のユリカモメ位の大きさだ。

  • 33

    33)ニュージーランドバト(〜鳩)

    固有種。最終日ダニーデンの急坂でギネスにも載ったボルドウィンストリートで観光中に見た。L51cmと一般の鳩の倍の大きさがある。逆光で上手く色が出なかった。

  • 34

    34)ウスユキチュウヒ(薄雪沢?)

    原生種。L55cm。マウントクックをハイキング中、2羽がV字で舞うのを見た。NZ生息猛禽は2種。路上の轢かれた動物を食事中、車で一緒に轢かれる事も。

  • 35

    35)ニュージーランドハヤブサ(〜隼)

    固有種。クイーンズタウン公園で鴨の雛を見てる時、サーッと鳥が飛来した。急行し撮影したら、なんと幸運にも滅多に見れぬハヤブサだった。

  • 36

    36)ニュージーランドスズガモ(〜鈴鴨)

    固有種。全国に分布。都市公園の池や鏡池などあちこちで見た。生息数2万羽ほど。秋冬に200羽程の群れを作るが、9月頃ペアになる。

  • 37

    37)ハイムネメジロ(灰胸目白)

    原生種、1800年代豪州から自然に渡ってきた。公園で雛連れを見た。英名はシルバーアイだが、ホワイトアイやワックスアイとも呼ばれる。

  • 38

    38)エリマキミツスイ(襟巻蜜吸)

    固有種。昼食時、店の庭で見た。黒っぽい体の喉に、雪洞様の白い羽がある。幸運にも、数は人間入植後も増加とか。花密を飲み、木の実を食べ、受粉を助ける。

  • 39

    39)シロアホウドリ(白信天翁)

    固有種。オタゴ半島タイアロアヘッドに舞う翼長約3mもあるロイヤルアルバトロス。強風の岬に行くと、幸いにも瞬時のチャンスに飛んでくれた。翼下は白色だった。

  • 40

    40)キンメペンギン(金目〜)

    固有種。オタゴ半島ペンギンプレイスで半地下通路の塹壕窓から覗いて撮った。巣箱には雛もいたが、奥に隠れていた。