探鳥風景

日  程2023年5月28日(日)〜29日(月)
内  容  探鳥会2日目が雨の予報だったので、2日目に予定していた富士宮口5合目探鳥を天気が良い初日に前倒し、西臼塚と須山口登山道周辺を2日目に探鳥するよう予定変更し、午前8時に我孫子駅北口を出発した。往路は大きな渋滞はなく、御殿場ICで東名高速を下りて11時15分に水ケ塚公園に到着、30分間の昼休憩をとった後、12時30分に富士宮口5合目駐車場に到着。上を仰げば雄大な富士山、見下げれば湧き上がる雲海の先に見える伊豆半島や駿河湾などの絶景に出迎えを受け、12時40分、森林限界ぎりぎりの針葉樹林の遊歩道を出発。囀りを頼りにルリビタキ、メボソムシクイ、ヒガラ、カヤクグリなどを探しながら宝永火山の第2火口縁に向かう。火口縁では上空をアマツバメが飛び交う。6合目まで足を伸ばした健脚組はホシガラスも観察できたそうだ。5合目周辺で期待した鳥は概ね観察できたが、例年に比べると鳥の密度が薄い印象を受けた。
 15時に5合目駐車場を出発、宿へ向かう途中の高鉢駐車場に寄って付近を探鳥しコガラの巣を見つけたが、ここも鳥影は薄かった。17時前に宿舎の「富嶽温泉 花の湯」に到着し、入浴後18時30分から夕食。地ビール6種を飲み放題で堪能した。
 29日は雨を覚悟して宿を出発したが大きな天気の崩れはなく、予定の探鳥コースを回ることができた。9時に西臼塚駐車場に到着し、富士山ふれあいの森の林道に入ると、すぐ近くでコルリの囀り、遠くにはクロツグミやホトトギス、イカルの声も聞こえるが姿は見えない。林道の針葉樹の枝先ではビンズイの囀る姿がじっくり観察できた。またゴジュウカラの群れが木々の間を飛び交い、林床にはアカハラが動き回る姿もあった。11時30から駐車場の東屋で昼食をとっていると、メジロとオオルリが姿を見せてくれた。
 西臼塚の後は須山口登山道の弁当場付近を探鳥、バスを降りるとガビチョウの声、弁当場付近ではジュウイチの囀りが聞こえ、キビタキの姿を何とかとらえることができた。最後にオオジシギを狙って須山口登山道入り口付近を歩いた。残念ながらオオジシギは見つからなかったが、ホオジロやカワラヒワ、キジなどの草原性の鳥が観察できた。
 14時に探鳥を終了しバスの中で鳥合わせを行い41種(番外+1)観察したことを確認した。今回の探鳥会は「声はすれども姿は見えず」で、フラストレーションが溜まった方もいたかもしれませんが、普段聞くことのできない亜高山帯の鳥の声は満喫できたのではないでしょうか。  帰路は大渋滞に巻き込まれて、我孫子に到着したのが午後8時前になってしまいましたが、事故なく無事に終了することができました。参加者の皆さんのご協力に感謝いたします。

報告 関口英治

認めた鳥 キジ、キジバト、ジュウイチ、ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、アマツバメ、トビ、コゲラ、アオゲラ、モズ、カケス、ホシガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ミソサザイ、ムクドリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メボソムシクイ、メジロ、ゴジュウカラ、クロツグミ、アカハラ、コルリ、ルリビタキ、キビタキ、オオルリ、カヤクグリ、スズメ、ビンズイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ
計41種 番外 ガビチョウ
参 加 者18名



富士宮口5合目遊歩道入口

 

富士山頂を仰ぐ

 

夕食風景

 

西臼塚の探鳥風景