日  時11月23日(水・祭日)
内  容昨年末から行徳自然保護区にある行徳野鳥観察舎の再開と存続を求める運動が話題を呼んでいます。 当会でも、趣旨に賛同し、再開と存続を求める署名に多くの会員が参加いたしました。 あまりに身近な存在であるが故に、過去10年間では当会主催の探鳥会は行徳自然保護区で実施されませんでした。 近場の新たな探鳥会場を求めて、今回、行徳・江戸川探鳥会を企画し、実施しました。
 
地下鉄東西線行徳駅を朝9時に出発し、バスで先ず江戸川河口に向かいます。 江戸川の東京寄り堤防を行徳橋から河口まで探鳥し、昼食後は、行徳自然保護区を探鳥しました。
江戸川堤防では、ウミアイサを間近で観察でき、スズガモの大きな群れ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリなどをじっくり観察できました。
行徳自然保護区は、日頃は立入制限がされ、入れませんが、今回、千葉県に保護区立入申請をし、許可を得ました。 指定管理人である行徳野鳥観察舎スタッフのご案内で保護区内の探鳥を行いました。 水鳥だけでなく、チョウゲンボウやオオタカなどの猛禽が出迎えてくれ、保護区内では各所に猛禽類の食痕(水鳥の羽)が残っていたり、タヌキの溜め糞が随所にあったり、都会の中の自然を感じることができました。
また、この環境を維持するためのスタッフの大変な努力の一端のお話をお聴きしました。
最後に、野鳥観察舎に付設されている野鳥病院を見学し、自然保護区入口近くで鳥合わせをして解散しました。 ご協力いただいた行徳野鳥観察舎スタッフの皆様に感謝申し上げます。
認めた鳥ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンキロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、オオタカ、カワセミ、チョウゲンボウ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン 計47種、番外種:カワラバト 1種
参 加 者計13名 (報告)相良直己

ウミアイサ

ウミアイサ江戸川

撮影:相良直己



ハジロカイツブリ

ハジロカイツブリ江戸川

撮影:相良直己



行徳自然保護区

行徳自然保護区いざ探鳥に出発

撮影:相良直己



チョウゲンボウ

チョウゲンボウ行徳自然保護区

撮影:相良直己



オオタカの食痕(犠牲者はオオバン)

オオタカの食痕(犠牲者はオオバン)行徳自然保護区

撮影:相良直己



行徳自然保護区

行徳自然保護区野鳥観察舎スタッフより説明を聴く

撮影:相良直己



大型サギの足跡

大型サギの足跡行徳自然保護区

撮影:相良直己